「FIRE」という言葉に対して「逃げ」「現実逃避」と言われることがあるが、それは本質を見誤っている。
FIREとは「自分の生き方を再設計する選択」であり、決して逃げではない。
なぜ“逃げ”と思われがちなのか
社会的常識=「働くのが当たり前」という前提
筆者は38歳、独身、男性、無職。
この情報を誰かに伝えるとおそらく「働け」と思っているだろう。
筆者の経験上、お年を召した方ほどそのように思われているように感じた。
親しい友人などは逆に応援や肯定的に捉えているようだった。
今はまだ「社会的常識=「働くのが当たり前」」ではあるが、あと数年もすれば新しいライフスタイルとして受け入れられるだろう。
会社を辞める=責任放棄というイメージ
会社を辞めると時、筆者に対して「責任放棄」という感情を向ける方はいなかった。
当時、一番仕事をして、一番成果をだしていたと自負していた。
同僚もそのように思ってくれていたようで、「お疲れ様」という感情を受けることが多かった。
FIREを決断した本当の理由
「時間」こそが一番貴重な資産
時間が貴重な資産だと確信したきっかけがある。
筆者の父は60歳で他界した。
いつも朝7時には出社のため家を出て、夜11時に帰ってくる。
仕事が趣味のような人だった。
残念ながら筆者は仕事が趣味な人間ではなかった。
厳密には仕事を趣味にするぐらいなら他の事を趣味にする。
60歳で他界=人間いつ死ぬかわからない
そう考えた時、生きている時間を有意義に使いたいと思うようになった。
FIRE後に感じた責任と覚悟
誰も指示してくれない=すべて自分次第
仕事がないと「誰かに指示されること」も「誰かに指示すること」もなくなります。
すべての選択は自分で決断することになります。
自分の人生のハンドルを握っている感じがします。
自由には「軸」と「目的意識」が必要
ハンドルを握っているのです。
どこを目指していますか?
ダラッとした人生を送るな!と言っているわけではありません。
ダラッとした人生を送ると決めて、実行するのならそれでいいのです。
ハンドルを握るなら人生の目的に向かって進みたいですね。
逃げではなく、前向きな人生の再構築
FIRE=キャリアの「卒業」ではなく「転換」
FIREをすると一生働くという選択肢がなくなる。
仕事からの「卒業」と考えている方がいます。
明確にそう考えているよりも、潜在的にそのように認識している人が多い。
ここがFIREに否定的な人が勘違いしているポイントである。
FIRE後も「働くという選択肢は残り続けます」
FIREは人生を見つめ直して、再スタートすること。
人生の第2章だと言えます。
FIREは「終わり」ではなく、「自分らしい生き方の始まり」
人生の第2章。手に入れた「自由」
FIREをすると、どのような生き方をしようが「自分らしい生き方」になります。
自分自身、知らなかった一面を発見するかもしれません。
👉FIREして後悔したこと・良かったこと|後悔しないために知っておくべきリアル
FIREは逃げではなく、人生を真剣に考えた人の決断
FIRE実践者は人一倍、自分の人生を真剣に考えた末の決断です。
人一倍、努力をした結果、FIREをする選択肢があったのです。


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