FIREで後悔しないための準備とは、単に資産を増やすことではありません。
「お金・価値観・つながり」の3つを整えることで、自由の中にも安心を持てるFIRE生活が実現します。
FIRE後に見えてきた「現実」
FIRE直後の心境
FIREという選択は正解なのか?
という迷い、不安はあった。
資産シミュレーションが大きくハズレたらどうするか?
転職でいいのでは?
しかし、仕事をやる気にはなかなかなれない。
人生は一度きり。
FIREにチャレンジできる環境まで来たんだ。
だったら、心の赴くままにやってみよう。
駄目だったら、その都度軌道修正をしよう。
FIRE直後は不安を抱えながらの決心だった。
理想と現実のギャップ
想定よりも自身の周りの人の理解が得られないということが大きなギャップだった。
友人なんかは肯定的だが、親などの理解は得られなかった。FIREという言葉も知らなかった。
無理に理解を得ようとするのは無駄なので「俺の人生です。口出し無用」をやんわりお伝えし続けてます。
FIREして後悔したこと
お金の不安が完全には消えない
FIREするにあたり、資産シミュレーションを行いました。
しかし、未来のことです。絶対はないです。
FIRE中のお金の不安は消えることはないでしょう。
ただ、FIRE中のお金の不安からくるストレスは仕事のストレスよりも遥かに少ないです。
お金を自由に使えない
FIREはある意味、時間の自由を手にすることです。
かわりにお金の自由は手放したと言えます。
特に筆者のように少額でFIREをした場合はより自由に使うことは出来ません。
使えば使うほどお金の不安が増すからです。
FIREして良かったこと
ストレスからの解放
解放感。これにつきます。
朝、スマホのアラームで起きることもない。
1日の計画が誰かの都合で変更されることもない。
電話が鳴り響くこともない。
穏やかな時間。自由な時間。
ストレスからの解放はFIREの一番のメリットかもしれません。
健康的な生活習慣を取り戻せた
サラリーマン時代は健康的な生活習慣とは言えなかったです。
睡眠時間は短く。食事は外食かスーパーの惣菜。
FIRE後は起きるまで寝る。食事は自炊。天気が良ければ散歩。
健康に良くなったのは間違いないでしょう。
「お金以外の幸せ」に気づけた
人それぞれ、幸せに感じるポイントは違うでしょう。
筆者の場合は、自由な時間を使っている時に幸せを感じます。
FIREして後悔しなかったこと
社会とのつながりが減る
社会とのつながりが減るのは事実です。
一日に話す(喋る)機会はほとんどありません。
これにより、「孤独と自己肯定感の低下」が発生するらしいです。
しかし、私は影響されないようでした。
38歳、独身。
孤独でありますが、それを心地よく感じています。
選べる生き方/自分のライフスタイル
FIRE=「働かない」ではなく「選べる生き方」
FIREは人生の選択肢を増やしてくれます。
仕事をしながらでは難しいことは多くありますが、FIRE中であれば可能なことは多いです。
雁字搦めの生き方から自身で選べる生き方になる方法がFIREです。
自分の価値観に合ったライフスタイルの重要性
FIREはあくまで自分の価値観に合ったライフスタイルを実施するための手段です。
重要なのは、何を手放すかではなく、どんな生き方を選びたいかという軸です。
価値観に合ったライフスタイルを送ることが大切なのは、最終的に「幸せ」を感じるためです。
反対に、価値観に合わないライフスタイルは、どれほどお金や自由があっても、ストレスや不安を生み出します。
ストレスや不安は、心の余裕を奪い、結果として幸せから遠ざけてしまいます。
FIREはゴールではなく「新しいスタート」
FIREで後悔しないために準備すべき3つのこと
FIREは「自由な生き方」を実現するための手段ですが、準備を怠ると、自由の中に不安や孤独が入り込むことがあります。
後悔しないFIREを実現するためには、次の3つをしっかり考えておくことが大切です。
- お金に対しての向き合い方を明確にしておく。
- 自分の価値観を言語化しておく。
- 社会とのつながりに対しての対応を考えておく。
① お金に対する向き合い方を明確にしておく
FIRE後は、収入が減る・もしくはなくなる中で、どうお金と付き合っていくかが人生の安定を左右します。
たとえば、
- 毎月どのくらいの支出で暮らすのか
- 投資をどこまでリスク許容するか
- 「お金を使うこと」に罪悪感を持たないか
こうした価値観を整理しておくことで、FIRE後に「本当にこれでいいのか?」という不安を減らせます。
お金は手段であり、安心して使えることが自由の第一歩です。
② 自分の価値観を言語化しておく
FIREは「働かないこと」ではなく、「自分の価値観に合った生き方を選ぶこと」です。
だからこそ、自分が何を大切にしたいのかを明確にしておく必要があります。
たとえば、
- 家族との時間を増やしたい
- 自然に囲まれた生活をしたい
- 創作や学びに没頭したい
こうした価値観を言語化しておくことで、FIRE後に「目的を見失う」ことがなくなります。
お金よりも、自分の軸を持つことが幸せを左右します。
③ 社会とのつながりへの対応を考えておく
仕事を辞めると、思っている以上に人との関わりが減ります。
孤独や疎外感を感じて後悔する人が多いのはこのためです。
FIRE後は意識的に、
- 趣味のコミュニティや地域活動に参加する
- SNSやブログなどで発信する
- 週に数時間だけ好きな仕事を続ける
など、「ゆるいつながり」を持つ仕組みを作っておくと安心です。
社会との接点を完全に断たないことが、心の安定につながります。
「FIREして終わり」ではなく、「FIREからどう生きるか」へ
FIREは人生の第2章といえます。
第2章をどう生きるか。
筆者自身、手探りで生きています。
このブログもその一つです。


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