FIRE前後の生活費比較|貯金2000万で“本当に”生活できるのか?

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はじめに ― FIRE後の生活は本当に成り立つのか?

FIREしたいけど、生活費ってどうなるの?

FIRE後の生活費。これ気になりますよね。
FIREを簡単にすると、「資産で生活費」をなんとかしたらFIREであると言えます。
この記事ではその生活費の部分を集中して見ていきましょう!

著者の背景

私は現在、38歳・独身でサイドFIREに挑戦しています。
長年サラリーマンとして働いてきましたが、仕事の変化や環境のストレスをきっかけに「お金よりも自由な時間のほうが大切ではないか」と考えるようになりました。
2000万円という限られた資産の中で、本当に自由に生きられるのか。
そのリアルな実験と記録をこのブログで綴っています。

FIRE前の生活費(2024年1月) ― サラリーマン時代の支出内訳

では、早速サラリーマン時代の支出を見てましょう。
2024年1月の支出になります。

項目金額割合
食費45,974円21.37%
日用品13,379円6.22%
趣味・娯楽51,908円24.13%
交通費5,000円2.32%
自動車1,237円0.58%
教養・教育1,173円0.55%
特別な支出10,000円4.65%
現金・カード3,000円1.39%
水道・光熱費9,798円4.55%
通信費4,790円2.23%
住宅39,591円18.41%
保険6,360円2.96%
その他22,525円10.47%
未分類 375円0.17%
合計215,110円

食費と趣味・娯楽が高かった理由

食費、趣味・娯楽が多いですね。原因を見てみました。家計簿アプリはマネーフォワードMEを使用してます。
【食費:45,974円】
外食、スーパーの惣菜弁当の2択でした。仕事帰り、最寄り駅にあるスーパーがちょうど割引シールを張り出すタイミングでよくそれを狙って購入していました。
米なども購入してません。

【趣味・娯楽:51,908円】
筆者は博打、タバコはしません。
そのため、それ以外でこの金額だと言うことです。
中身を見ましたが、電子書籍(約15,000円)、ゲーム(10,000円)、ゴルフ(20,000円)がメインでの支出でした。
あとは細々としたサブスクだったりです。

この2つのカテゴリは後々FIREをする際に支出をカットする部分になります。

FIRE後の生活費(2025年1月) ― 現在の支出内訳

退職後1ヶ月目にあたる2025年1月の支出になります。

項目金額割合
食費18,748円16.04%
趣味・娯楽16,036円13.72%
交際費12,000円10.27%
衣服・美容2,100円1.80%
自動車880円0.75%
教養・教育2,940円2.52%
特別な支出110円0.09%
現金・カード1,000円0.86%
水道・光熱費12,628円10.81%
通信費4,592円3.93%
住宅39,591円33.88%
税・社会保障4円0.00%
保険2,000円1.71%
その他2,359円2.02%
未分類1,878円1.61%
合計116,866円

ブログの末尾に比較を記載します。

ポイントは前述の【食費】【趣味・娯楽】になります。

食費の変化と自炊の効果

【食費】
45,974円→18,748円
約27,000円の削減となりました。これは自炊を始めたためです。
退職して得られることに「時間」があります。その恩恵が得られるのは自炊だと感じております。
この月は18,748円でしたが、毎月の目標としては15,000円を目標としてます。
ちなみにこの金額でもサラリーマン時代の時よりもたくさん食べてます。

趣味・娯楽費の見直し

【趣味・娯楽】
51,908円→16,036円
約35,000円の削減となりました。
付き合いのゴルフを辞め、電子書籍を控えて、サブスクの解除が大きな要因となりました。

サラリーマン → FIRE のタイミングは「何を辞める」「何かを代替する」が重要だと考えてます。
「より安くすることはできないか?」という思考は常に持ち続ける必要があると考えてます。
ここで言うと通信費はあと1000円は安くできると思いました。
また、独身だからこその支出金額だと言えます。

貯金2000万円で本当に生活できるのか?試算してみた

※本記事のシミュレーションは筆者個人のケースであり、将来の収益を保証するものではありません。
為替・インフレ・税制・リスク許容度によって結果は異なります。


さて支出を見たことで、実際のFIREのシミュレーションをしていきます。
支出は月12万円で考えます。

【収入(資産運用益)】
私の場合S&P500の投資信託を2000万円運用しております。
S&P500の年平均リターン(年平均運用益率)は
過去30年:約11.9%
過去20年:約7.95%から12%
過去10年:約10.2%から14.7%
となっております。

これを2000万円での運用益を見ると
過去30年:約238万円
過去20年:約159万円から約240万円
過去10年:約204万円から約294万円

となります。

思ったよりも多いと感じるかもしれません。
しかし、収入に関しては楽観的に見るよりも悲観的に見るほうが安全です。
そこで今回は8%で考えたいと思います。

2000万円:8% 年:160万円
となります。

支出の年間金額は
12万円 ✕ 12ヶ月 年:144万円
となります。

あれ?足りてるのでは?
と思われる方もおられるかと思います。
私も最初はそのように思っておりました。

実際には持ち家のため「固定資産税」があったり、「社会保険料、住民税」、売却益にかかる税金、暴落、インフレ率の考慮など「収入」「支出」双方に+αの項目があります。 

そのため、私の考えでは投資信託の運用益が良い年は問題がないが基本的には足りていない。
つまり、不足分は稼ぐ必要がある
と考えております。

サイドFIREを成功させるための工夫(ポイント)

筆者が考える工夫というかポイントを下記に記載します。

  • 家計簿をつけて、不要な支出が出ていないか?を常に確認
  • 今回のようなシミュレーションを事前にする
  • 自炊は必須
  • 常に余裕を持った行動(余剰資金を持つ)をする
  • 最悪、働けばよい というマインド

まとめ ― FIREはゴールではなく“生活の実験”

FIREは「人生のゴール」ではなく、「新しい生活の実験の始まり」だと感じています。
働く時間が減った分、自分と向き合う時間が増え、何をしていると心が満たされるのか、何を削っても大丈夫なのかが少しずつ見えてきました。
お金を減らさない工夫だけでなく、「どう生きたいか」を探す実験。
その過程こそが、FIREの本当の醍醐味なのかもしれません。

👉 関連記事:【実録】2000万円でサイドFIREした38歳独身の資産内訳

おまけ)支出の比較

項目2024年-金額2025年-金額
食費45,974円18,748円
日用品13,379円
趣味・娯楽51,908円16,036円
交際費12,000円
衣服・美容2,100円
交通費5,000円
自動車1,237円880円
教養・教育1,173円2,940円
特別な支出10,000円110円
現金・カード3,000円1,000円
水道・光熱費9,798円12,628円
通信費4,790円4,592円
住宅39,591円39,591円
税・社会保障4円
保険6,360円2,000円
その他22,525円2,359円
未分類375円1,878円
合計215,110円116,866円
【FIRE前後の支出比較表】
2024年(会社員時代)と2025年(FIRE後)の支出を比較しました。
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