2000万円でセミリタイアすると言うと、「60歳以降はどうするの?」「老後は大丈夫なの?」とよく聞かれます。
正直に言うと、60歳以降を細かく設計しているわけではありません。
それは無計画だからではなく、考えすぎないと決めているからです。
会社員時代は「老後のため」「将来のため」という言葉に縛られ、今を犠牲にするのが当たり前でした。しかしセミリタイアしてから、その前提自体に違和感を持つようになりました。
60歳以降を前提にしすぎることの違和感
多くの人は、60歳・65歳まで生きることを前提に人生設計をします。
年金、退職金、老後資金…どれも「その年齢まで健康に生きている」ことが大前提です。
ただ、冷静に考えると
自分がそこまで生きられる保証はどこにもありません。
これは悲観ではなく、現実です。
会社員時代に無理を重ね、ストレスを溜め、体を壊す人を何人も見てきました。
急な病気や60歳まで生きられない可能性もある
セミリタイア後、特に意識するようになったのが「不確実性」です。
・突然の病気
・事故
・メンタル不調
・家族の事情
どれも、年齢に関係なく起こります。
60歳どころか、50歳を迎えられるかも分からない。
私の父もまた、60歳で他界しています。
その経験は、「老後を前提に今を我慢する生き方」に強い疑問を持つきっかけになりました。
そう考えると、
「老後のために今を犠牲にする」という発想自体が危うい
と感じるようになりました。
お金よりも「今の自由」を優先した理由
2000万円という資産は、正直に言えば心許ない数字です。
それでもセミリタイアを選んだのは、時間と自由の価値がそれ以上だったからです。
・朝起きる時間を自分で決められる
・体調が悪ければ無理をしない
・興味のあることに時間を使える
これらは、老後になってからでは取り戻せません。
健康で動ける今だからこそ意味があると実感しています。
60歳以降は「資産+選択肢」で考えている
とはいえ、完全に何も考えていないわけではありません。
・生活費を抑えられる習慣
・最低限の資産管理
・状況次第で働ける選択肢
この3つだけは意識しています。
重要なのは「今すぐ稼ぐ」ことではなく、
必要になった時に稼げる可能性を残すことです。
副業や小さな収入源は、
老後不安をゼロにするためではなく、
不安を過剰にしないための保険だと考えています。

不安がゼロになる日は来ない
正直に言うと、
セミリタイアしても不安はなくなりません。
ただ、会社員時代の不安とは質が違います。
・会社に依存する不安
・働けなくなった瞬間の恐怖
これらから解放された代わりに、
自分で選択する責任を引き受けた不安に変わっただけです。
まとめ:60歳以降より「今をどう生きるか」
2000万円セミリタイア独身としての結論はシンプルです。
60歳以降を完璧に考えすぎない。
生きている今を優先する。
もし早く人生が終わるなら、それまでを納得して生きたい。
もし長生きするなら、その時に考えればいい。
「老後は必ず来る前提で今を犠牲にする生き方は、必ずしも合理的ではない」
セミリタイアとは、
未来の不安をゼロにする生き方ではなく、
今の納得度を高める選択なのだと思っています。



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